冷蔵庫の中で眠っていた食品が出てきて、「しまった!」となることありますよね。
そういう時に必ず
「消費期限って何日までなら大丈夫なの?」
と疑問が出てきませんか?
その・・・何日まで食べれる?と限界を考える時に重要な判断基準になる消費期限ですが、ここで大事なのは、
です。
そう・・・消費期限から何日間かは大丈夫だろう・・・ではなくて、基本的には消費期限を1日でも過ぎたら食べない方が良いということなんですね。
国の基準では・・・
ではその消費期限ってどうやって決められているのでしょう?
この記事を読めば、そんな基準や、よく似ていて紛らわしい【賞味期限】との違いも含めスッキリ解決しますよ。
消費期限って何日まで大丈夫?限界はどこ?
そもそも消費期限を表記している食品は、傷みやすい食品であることが特徴です。
例えば、お弁当・お惣菜・生菓子・サンドイッチが当てはまりますよね。
そのため、何日まで大丈夫なのか?という議論の前に
傷みやすい=期限内で食べること
が大前提であると念頭に置かなければなりません。
これは食べる側の安全を考えてのことであり、逆に期限を過ぎれば自己責任ということでもあります。
まあ・・・消費期限について改めて調べてみるまでは薄々分かってましたよ、えぇ・・・
でもそれでも自己責任なのは承知で
食品を無駄にしたくないから食べたい!
あなたもそう思いますよね?
そこで、あくまでも自己判断の目安になりますが、
- 何日までなら大丈夫なのか?
- 限界はどこなのか?
についての目安を確認して行きましょう!
その目安について、「目」「臭い」「味」のそれぞれでまとめると以下の通りです。
目
- カビがはえている
- 糸をひいている
- 変色している
など見た目的に少しでも違和感がある
臭い
ツーンとする酸っぱそうなニオイがする
味
酸っぱいor苦い味がする
「目・鼻・口」を使って上記の状態が1つもなければ、一応「食べれる」と判断できます。
ただ繰り返しますが、上記はあくまでも1つの目安であって、これに当てはまらない物は大丈夫ということではありません。
少しでも怪しいと感じたら食べない選択をするのが最善です。
また、上記の目安は季節によって日数が早まりますよね。
特に暑い夏場とか・・・
なので、夏場はよりいっそう厳しく・・・そして早め早めで判断しなければなりません。
別に夏場でなくても、安全を優先する場合は、消費期限についてはシビアに判断することを優先してください。
ちょっとぐらい大丈夫という油断が人体に思わぬ悪影響を及ぼし、大変なことになってしまう可能性がありますので。
そもそも消費期限ってなに?
- 安全に食べられる期間のことです。
つまり、期限が過ぎたら安全の保証がなく危険ということになります。
ですので、実際に消費期限をすぎた食品は食べないで!という注意喚起であると理解しましょう。
上で紹介した「目安」についてですが、その「目安」という曖昧な判断基準に頼りたくない場合は、
迷わず冷凍保存する!
→これを心掛けましょう。
なぜ冷凍保存が良いのかというと、ー18%以下の環境下では、食品を腐らせるような細菌が増えないためです。
冷凍保存について
例えば・・・消費期限が3日の生肉が、正しく冷凍保存することで1週間持ちます。
【ここで言う冷凍保存とは、ー15℃以下の環境で保存することを指す。】
食品が凍ると菌の繁殖が抑制されるため、食品を長持ちさせるには有効です。
ただし・・・
冷凍すれば永久保存可能というわけではありません。
むしろ以下2つの理由から永久保存は不可能ということも覚えておきましょう!
- 冷凍した時点までは既に鮮度が落ちていて、痛みかかっていること。
- いくら冷凍保存でも、品質は少しずつ劣化していくこと。
この2つの理由から容易に想像できる通り、一般の家庭レベルでは「永久保存=ほぼ不可能」だと考えた方が賢明です。
また、更に注意しなければならないのが、
再び冷凍する「再冷凍」は基本的にNG
ということ。
理由は、冷凍↔解凍を繰り返すと怖い食中毒菌の成長を助けてしまう可能性があるからです。
よって冷凍保存を有効活用するには、
食べきれる量に小分けして冷凍する
ことがコツになります。
ここで、改めてどんな食品が冷凍保存できるのか確認しておくと・・・
- 肉
- 食パン
- たまご
- 小松菜
- しょうが
- たまねぎ
- にら
- ねぎ
などがその代表選手と言われてますよね。
でもここで挙げた食品はホンの一例で、実際にはこの他にも多くの食材が冷凍保存可能です。
主婦目線で言えば、下味冷凍や野菜を使いやすいように切っておくことで料理の時短にもなるし。
我が家も、刻みネギとかタッパーに入れて冷凍保存してます。
ラーメンとかお味噌汁を作った時など、使いたい時に凍ったまま後載せする・・・もう凄~く重宝するんですよね~
ただ・・・よくよく考えると「再冷凍はNG」というのを完全に無視してしまってますね(;^_^A
今までは何の疑いもなく活用しまくってきましたが、この機会に少し量などを見直さねば・・・
まあ、見直すと言っても食材のタッパーでの冷凍保存はとても便利なので、小分けにする・・・のが現実的かしら?
そうそう!
シイタケやキノコ類など、冷凍することで旨味が増す食材もありますよね。
そんな便利な冷凍保存・・・使わないと勿体ない!
ということで、消費期限に気を付けながらの冷凍保存は超絶おすすめです。
消費期限と賞味期限の違いとは?
消費期限と賞味期限を一言で比較すると以下の通りです。
消費期限
「安全に食べられる期限」
賞味期限
「品質が変わらずにおいしく食べられる期限」
賞味期限は、消費期限に比べて、どちらかというと痛みにくい食品に表示されている感じです。
更に、賞味期限は過ぎても食べられなくなるわけではない・・・というところが明確な違いになるかと思います。
ただ・・・そんな賞味期限ですが、食品によっては賞味期限切れの安全さに関して根拠が薄いと感じることもあるので注意は払いましょう。
ここで間違いなく自信を持って言える事は、
消費期限・賞味期限ともに表示された期限を守る=あなたとあなたの大切な人の体を守る
ことに繋がるということ。
食品の期限の判断に関しては消費期限だろうが賞味期限であろうが、シビアにお付き合い・・・が基本中の基本と覚えておいてください。
また、消費・賞味期限のどちらも、
食品の袋や容器を未開封のままの状態で保存する場合の期限
であることも見逃されがちです。
つまり、
一度開封してしまった食品は、期限に関係なく早めに食べることが大事
ということ。
開封後の期限については更に警戒レベルを上げて行きましょう!
賞味期限切れはいつまで大丈夫?
消費消費者庁は、消費期限とは異なり、賞味期限切れの食品については、
食べきる目安となる期限
を設定しているんです。
あなたはこの事実知ってましたか?
実は計算式があって、
賞味期限後の食べきる目安(月数)=賞味期限(月数)×1/10×1/2
という基準を設けています。
つまり、賞味期限が「3か月」であれば・・・この計算式から
3×0.1×0.5=0.15か月=4.5日
というのが賞味期限を過ぎた所億品の食べきる期間ということです。
正直、全ての食品に対して当てはまるという確証までは持てませんが、判断の目安として、こういう基準があるのは1つの安心材料に繋がりますよね♪
また、農林水産省の方には、子ども向けの記事にこういった記載もしてあります。
色やにおい、味などをチェックして異常がなければ、まだ食べることができます。
もし、賞味期限が過ぎた食品があったら、大人の方とそうだんしてから食べましょう。
このことからも、賞味期限については、ある程度の日数であれば食べても大丈夫と言えますね。
安心したついでに、食品別の賞味期限の限界に関する判断基準を表にしてみました。
これはあくまで大体の基準であり、必ず保証されているわけではありませんので、情報の取り扱いには注意してくださいませ。
食材 | 何日まで大丈夫? | 注意点 |
卵 | 10日以内 | 黄身が崩れていないこと。 白身が黄ばんでいないこと。 ※絶対に加熱してから食べること。 |
納豆 | 14日以内 | 異臭がないこと。 ぬめりがないこと。 |
豆腐 | 7日以内 | 酸っぱいニオイがないこと。 ぬめりがないこと。 ※生では食べないこと。 |
牛乳 | 7日以内 | 白いつぶつぶや黄ばみがないこと。 酸っぱいニオイがないこと。 ドロドロ、ぬめぬめしていないこと。 |
ヨーグルト | 7日以内 | 異臭がないこと。 ホエイが黄色くなっていないこと。 |
※表は左右にスクロールできます。
期限切れからの日数に関しては、
保存方法が適切&未開封状態
が前提の基準です。
必ずしも安全が保証されているわけではないので、基本的には【賞味期限を守ること】を推奨します。
「消費期限は何日まで?」まとめ
消費期限は期限内で食べることが安全面の観点からは前提であり、期限を過ぎれば自己責任の下での判断になります。
そこでこの記事では、消費期限を過ぎた場合の「食べれるかどうかの判断」として以下の目安をご紹介しました。
目
- カビがはいている
- 糸をひいている
- 変色している
など見た目的に少しでも違和感がある
臭い
ツーンとする酸っぱそうなニオイがする
味
酸っぱいor苦い味がする
ただし、これはあくまでも目安でしかなく、厳し目に判断するように注意してくださいね!
また、便利な冷凍保存についても触れました。
期限が過ぎた食品には細菌が発生していますが、期限内に冷凍保存をすれば消費期限を通常よりも延ばすことは可能です。
期限が切れそうな食品は迷いなく冷凍保存する!
料理の時短化という面でもおすすめします。