比較的安価で人気の魚であるサワラ。
色んな食べ方の中でもっとも美味しいのがお刺身ですよね。
ただ、あまり日持ちがしないのが欠点・・・。
そんなサワラの刺身の日持ちについてや、切り身状態での賞味期限がいつなのか?・・・更には日持ちさせるための保存方法などをまとめてみました。
サワラの刺身の日持ちっていつまで?
サワラは「鰆」という漢字の通り春先から初夏にかけて旬を迎える魚です。
比較的安価なので、手に入りやすく大変人気の魚であり、調理方法もさまざま。
焼いて食べたり、西京焼きにしたりと楽しみ方はたくさんあるけど・・・やっぱその中でもっとも美味しいのが刺身で食べることですよね。
食材の良さをそのまま味わうのは・・・一番の贅沢だと思います。
サワラも例外なく新鮮な刺身で食べることはとても美味しいのですが、如何せん・・・あまり日持ちがしないのが欠点。
私自身、サワラの刺身を食べようと買ってきたものの、もったいないと思い少しずつ食べていたら腐ってしまった経験があります(;^_^A
で、改めて「サワラの刺身の日持ち」について調べてみたところ、保存状態にもよっても変わるんですが、大体2~3日という意見が最も多かったです。
まあ夏場に常温で放置しちゃった場合など、保存状態が悪ければ1日でダメになっちゃうでしょうし、正直・・・こうだ!という基準を議論するのはとても難しいんですよね。
ちなみに私が実際にサワラを腐らせてしまった時は、食べる分だけ小皿にして食卓に出してたんですが、小皿に取り分けた後に直ぐ冷蔵庫に入れる・・・
そんな繰り返しで4日目くらいでちょっと匂いに「?!」っとしました。
GW中の出来事です。
だからここでは、個人的な経験談も加味しつつ保存状態が良いという前提の上で
基本的にサワラの刺身は3日以内に食べきる=日持ちの限界は3日
と結論付けさせて頂きます。
サワラに限らず、一般的に刺身は新鮮なうちに食べることが基本です。
その理由は空気に触れることで細菌が繁殖する危険があるから。
冷蔵庫で保管した場合でも、冷蔵庫に一緒に入れてる他の食材や冷蔵庫内の温度によって劣化が進んでしまうので、安心はできません。
刺身で食べる場合は3日ほどで食べきるということを念頭に、買う量など調整しましょう。
そうそう!サワラの刺身を常温で保存するのは絶対に避けてくださいね!
サワラ(切り身状態)に賞味期限は何日ある?
前項の「お刺身の日持ち」と内容が重なりますが、今度は「切り身での賞味期限」にフォーカスしたいと思います。
賞味期限については、別記事で詳細を解説してありますので、そちらをご覧ください。
さて、買ってきた容器(パック)に記載されている賞味期限が過ぎてしまったサワラや賞味期限は過ぎていないけれど、容器を開封した状態で冷蔵庫に保存している場合は、色や匂いをよく確認してから調理しましょう。
サワラは保存方法によって賞味期限が異なり、おおよそ以下の通りになります。
- 冷蔵保存の場合>>1日~2日程
- 冷凍保存の場合>>2週間程
サワラを食べきれない場合は冷凍保存をすることもできるんですが、鮮度を保ったままの美味しい状態で食べたい場合は、買って来たらすぐに食べきるようにするのが賢明です。
サワラは冷蔵、冷凍保存どちらも可能ですが、冷蔵庫内の環境によっても状況が変わってくるので要注意。
色んな食材がまるで満員電車の中のようにぎゅうぎゅうに詰まった状態の冷蔵庫の中を想像してみてください。
人間だって満員電車に乗ると消耗が激しいんですから、サワラにとっても同じで傷みやすくなるのは明白です。
ですから、冷蔵庫の状態によっては上記の賞味期限は早まるものと覚えておいてくださいね。
サワラが腐った時の見分け方と食べてしまった際の症状
サワラは鮮度が落ちやすく、傷みやすい魚です。
この章ではサワラは腐ってしまうとどのような状態になるのか、また食べてしまった場合どのような症状が出るのかをご紹介しますね。
サワラが腐っているかどうかの見分け方
- ヌルヌルとしたぬめりが出る
- ねっとりしている
- お腹がぶよぶよしていて柔らかい
- 強烈に生臭い匂いがする
- ドロドロと溶ける
- 水分が出る
サワラが腐ると上記のような状態になります。
特に表面がヌルヌルとぬめりが出ている場合は異臭を放っているので見た目と匂いダブルでわかりやすいですね。
どろどろとしていて、内臓部分が溶けているサワラは腐敗がかなり進んでいると言えます。
調理をする前に、サワラの状態が上記の項目に合致してないかよく確認しましょう。
腐ったサワラを食べた際の症状
傷んだサワラを食べると「アニキサス食中毒」という食中毒になる危険性があります。
アニキサスとは?
生魚に潜んでいる白い糸のような寄生虫であり、サワラ以外にもマグロやサンマなどにも付着している。
このアニキサスは胃アニキサス症と腸アニキサス症の二種類の症状を引き起こすと言われています。
それぞれの症状は以下の通り。
- 胃アニキサス症
食後数時間後から十数時間後にみぞおちの激しい痛みや悪心、嘔吐などの症状が発生する・ - 腸アニキサス症
食後十数時間後から数日後に、激しい下腹部痛や腹膜炎症状が発生する
そんな恐ろしいアニキサスですが、実は加熱することで死滅させることができます。
なので、期限内に食べきれないと感じた際には火を通して食べるようにして下さい。
そして万一、上記の症状が出てしまったら、すぐに医療機関を受診するようにしましょう。
サワラの正しい保存方法
前項で腐ったサワラを食べてしまうと大変危険だということがわかりました。
そこで気になるのがサワラの正しい保存方法ではないでしょうか。
サワラは腐りやすい魚ですが、正しく保存することで通常よりも長持ちさせることができるんです。
ここでは冷蔵保存・冷凍保存それぞれの保存方法をご紹介します。
- 汚染物質や生臭さを取り除くために冷水をかける
- 汚れと水気をよくふき取ってから、ラップに包む
- ジッパー付きの保存袋に入れて冷蔵庫のチルド室に入れて保存する
冷蔵庫で保存する場合は、ラップでしっかりと包むようにして下さい。
ラップで包むことによって空気による痛みを防ぐことができ、冷蔵庫内の他の食材への匂い移りも防ぐことができますよ。
また、油や味噌などで下味をつけてから冷蔵保存すると長持ちがしやすいです。
これ知ってました?
もちろん、サワラの鮮度にもよるんですが、
味噌漬けや醤油漬けにすると4日~5日程保存できる
と言われています。
是非、参考にしてください。
続いて冷凍保存編です。
- キッチンペーパーで水気をふき取る
- 空気が入らないようにラップに包む
- 冷凍保存袋に入れて冷凍庫に入れる
冷凍保存でもラップでくるむのがポイント。
私はそのまま冷凍してたので、さっそく次回から試してみます!
サワラの解凍方法
凍したサワラの解凍方法は冷蔵庫または氷水で解凍するのがおすすめです。
冷蔵庫で解凍する場合は、調理する半日前から冷蔵庫の方に移しましょう。
注意したいのは
常温解凍や電子レンジで解凍することは避けること。
急速に温度が変化してしまうとドリップが出やすいので気を付けてくださいね。
一方、氷水で解凍する場合は、冷凍した保存袋ごと氷水につけることで適度な温度を保ちながら解凍することができるのでおすすめ。
しかし逆に長時間放置してしまうと痛みの原因にもなるので様子を見ながら行いましょう。
「サワラの刺身の日持ち」まとめ
以上、サワラの刺身の日持ちから、賞味期限~保存方法など、サワラの情報てんこ盛りでお届けしました。
肝心なサワラの刺身の日持ちについては、「3日以内に食べきること!」でしたね。
我が家もそうですが、安くて美味しいコスパ抜群のサワラってついつい買い過ぎてしまいがち・・・
もし使いきれない!と思ったら、ご紹介した「味噌漬けや醤油漬けにしてから冷蔵保存する」というのを試してみてくださいね!
我が家でもさっそく導入しようと思います!!